インプラスについて語る~入社1年目タルタルの備忘録~
はじめまして!営業部のタルタルこと樽川といいます!
現在25歳で、4月に入社したばかりのひよっこです。
実家のリフォーム会社の手伝いをしたあと3年間建築分野の専門学校に通いました。
目標は、現場のことを知り尽くした建築のプロになることです!
まだまだ分からないことだらけですが、学びの記録としてブログにチャレンジしてみます!
今回は、まだまだ暑さが続いておりますが、冬場における内窓(二重サッシ)のメリット・デメリットのお話をさせていただければと思います。
断熱リフォーム・リノベーションのご提案をさせて頂く時に必ずと言っていいほど内窓はついてきます。
なぜかというと、住宅の居室で一番熱が出入りをするのが実は窓だからなんです。
↓冬場の居室をサーモグラフィーで見てみた様子
LIXILインプラスWEBカタログ参照
築30年以上の建物ですと、アルミニウムサッシと単板ガラスの窓が多く用いられています。
冬の時期に窓ガラスの表面に水滴がついているのを見たことがあると思います。室内と室外の温度差によって結露している状態です。
窓の断熱性が低い場合、室内の暖められた空気が窓で冷やされて、水分を含んだ重い空気となり、それと入れ替わる形で暖められた空気がまた窓で冷やされます。
窓によって対流が起きると、室内の熱がどんどん奪われるだけでなく、足元が冷えるといった不快感の原因にもなります。
断熱リフォームのご相談を頂いた場合、弊社ではご指定がない限り窓部分の断熱改修案としてLIXILのインプラスをご提案します。
↓LIXILインプラス提案書参照
メリット、デメリットを3つずつご紹介します。
メリット
1、なによりもまず窓の断熱性が上がる!
既存の窓と新たに設置した内窓の間にできた空気層が断熱材となることによって、外気の影響を受けにくくなります。
(サー〇スのタンブラーも二重構造になっていて、間に空気層があるのでアツアツの飲み物を入れても熱く感じないのと同じ原理です。)
結露もしにくくなりますので、カビの原因元である湿気を断つことができ、健康被害を防止することができます。
2、防音効果もある!
空気層が音の侵入を妨げるのと、単純に音の障壁が一枚増えるので防音効果も高まります。
(実は、実家のリフォーム業の手伝いをしていた時にインプラスの設置工事をしたことがあるんです。
といっても僕はその時は建築の知識が全く無く父に言われるがままに重~いインプラスを運んだだけなのですが…(笑)
帰り際にお客様が「隣の家の話し声が聞こえなくなった」と大変喜んでおられました。)
3、防犯効果もある!
音だけでなく部外者の侵入も防止することができます!2重サッシによって侵入までに時間がかかるので、侵入そのものをあきらめさせる効果も期待できます。
デメリット
1、掃除が大変!
ガラスの枚数、レールの本数が2倍になります。
また、窓と窓の間の空間のお掃除が大変になります。とはいっても、結露で滴った水を拭く手間はだいぶなくなると考えて頂ければと思います。
2、窓の開閉が大変!
開閉の手間が2倍になります。こちらはどうしても仕方がないことです。ですが、新たに高性能な複層ガラスのサッシを取り付けたいとなると、既存のサッシを撤去する費用や、外壁の補修もでてきてしまいますし、なにより工期もかかってしまいますので、費用がかさんでしまいます。
3、部屋が狭くなる!
既存の窓枠に設置できることもありますが、大抵の場合は新たに室内側に窓枠を設置しなければならないので、部屋が数センチ狭くなります。
インプラスのメリットは冬場だけではありません。
断熱効果が上がるので、夏場も冷やした空気が逃げにくくなります。
また、Low-Eガラス(低放射ガラス)を使用すれば、可視光は通しつつ日射熱を軽減できるので夏場も快適に過ごすことができます。
紫外線をカットする効果もあるので、日焼けを気にすることなく窓際でお昼寝もできちゃいます(笑)
インプラスの設置工事にはもちろん費用がかかってきますが、環境問題対策や電気代高騰が叫ばれているなかで、省エネ効果も期待でき光熱費を今後何十年にも渡って抑え続けることができると考えれば、経済的ですし悪い買い物ではないと思います。
今お住まいの住宅の断熱性を向上させて、今後も長く快適に住まい続けたいとお考えであれば、是非一度インプラスをご検討ください。
※インプラスは、納期に2~3か月ほどかかるので今から冬に備えておくのがベスト!先進的窓リノベ事業、こどもエコ住まい支援事業などの補助金も利用することができます。
タルタルの学び
タルタルでした〜!